紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男 (講談社+α文庫)
寝ても覚めても頭の中はエロのことでいっぱい。
そんな金持ちスケベジジイの若く貧乏だった時代から成り上がるまでの、人生を振り返った一冊です。
もう堅実なのか、スケベなのか。真面目なのか、アホなのか。

人はエロい願望だけでここまで頑張っていけるらしい。
私はすっかりこのドンのファンになってしまいました。

紀州のドン・ファンこと野崎幸助さんは悪いことをして稼いできたわけではなく、
ただひたすらに自分の足を使って堅実な商売をして稼いできたとても真面目お方。

・仕事にも真面目。
・エロにも真面目。
この実直な姿勢に生きるヒントがありそうです。

・欲望はあるが素直に出していいのかわからない
・欲望のままに生きてみたい
・生きる強さが欲しい

こういう人には生きるヒントになること間違いなしでしょう。

野崎幸助氏の異名ドン・ファンとは?プレイボーイの代名詞のことである

野崎幸助氏はドン・ファンと呼ばれているわけですが、
ところでドン・ファンって何?
この本の書評を書くにあたって、ドンファンが全くわからない。
興味を持った私は、調べてみました。

ドン・ファン(Don Juan)は、17世紀スペインの伝説上の放蕩児、ドン・フアン・テノーリオ(Don Juan Tenorio)のことで、プレイボーイの代名詞として使われる。フランス語ではドン・ジュアン、イタリア語ではドン・ジョヴァンニと呼ばれる。

ドン・ファン=プレイボーイということで間違いなさそうです。

ポケモンにもいましたよね。ドンファン。

こんなやつです。鼻のあたりが、明らかにでか○んを想像させてくれます。
さすがプレイボーイのドンファン。
この鼻でメスたちをぶいぶいいわしてるに違いありません。

野崎幸助氏の仕事遍歴

サラリーマン時代

野崎さんにも勤め人の時期がありましたが、すぐに辞めてしまっています。
相当にしんどかったようです。
サラリーマン時代の記述はあまり多くありません。
最初に勤めた酒造メーカーを1年で辞めてからは、雇われずに自分の手で稼ぐ生活をしていました。

鉄屑拾い

鉄屑を拾ってきてお金にかえる仕事。
ひろえばひろうだけお金になったといいますから、この時期に、自分で稼ぐ喜びと、大変さを知ったのだと思います。
貧乏していた分、自分が頑張った分だけ稼げることを知って楽しかったとふりかえっています。
自分で工夫して、どんな場所に行けば鉄がたくさん拾えるか、効率よくやるにはどうしたらいいのか、そういう風に考えて取り組んでいたんでしょう。

コンドーム販売

ここから野崎幸助氏の本格的な事業がスタートしていきます。
当時コンドームというのは今みたいに手ごろに、どこでも買えるものではありませんでした。
手軽に買える場所がないということと、女性が「避妊具をください」とはなかなかいえない雰囲気があったこと。
コンドームをこちらからもって販売していけば女性でも気軽に購入することができるのではないだろうか。
訪問販売をすることに目をつける野崎さん。

人目を気にするという日本人の性格も手伝って、
これが見事に成功していくことになります。

自分はコンドーム販売会社の社員ということで姿勢を低く、
だんだん断られることへの抵抗がなくなって、商売人として成長していく様子が描かれています。

このとき経験した打たれ強さというのが、後の事業や、「夜の事業」にもいきていくことになります。

コンドームの「実演販売」

今ほど性もおおっぴらではなかったこの時代。たまっていた奥さんも多かったのではないでしょうか。
次第にコンドームの「実演販売」が増えていくことになります。

実際にコンドームを使って、販売するのです。

後に成功して、欲しい女をお金を出して買うことになるドン・ファンですが
この頃は買われていたドン・ファン。
好きでもない、好みでもない女性と「実演」するのはそれなりにも苦労はあったのでしょうが、
そこは商売人のドン・ファン。
めげずに実演販売をやり遂げます。

ものすごい体力。そして、ものすごい精力。

金主~金貸しデビュー~

商売を真似されることを心配したドン・ファンは、小さい頃から懇意にしていた、信頼のおける先輩以外にはコンドーム販売のことは内密にしていました。
こういう所もうまいこと立ち回っていたのかもしれませんね。

その先輩に誘われるようにして、金融の世界に入っていく野崎さん。

コンドームを実演販売した資金を元手に、
金貸しの世界へ入っていくことになります。

ここから夜の性活も加速。
高級クラブに通い始めるようになって、
貢いでは振られ、貢いでは振られ。
野崎氏の夜の実演販売はまだあまりうまく行ってないような記述がされています。

金融・金貸し~リアルミナミの帝王へ~(関西編)

最初は関西で金貸しをしていた野崎さん。というのもこの金貸しがきっかけで、後々東京に進出していくことになります。
関西というのは特殊な街、関西人というのは特殊な性格なのでしょう。
この時点でも儲かっていたとは思いますが、そんなにうまくいっていたようには思えません。
たまたま知り合った議員さんのアドバイスで、大阪に固執していなかったドン・ファンは東京進出を決意します。

金融・金貸し(東京編)

ここでフィーバー。東京編。
官公庁が並んで公務員の出入りが激しい地域にスポットを絞ったというのは、
東京進出を後押ししてくれた議員さんのアドバイスで、これが功を奏すことになります。
お客を公務員か一流企業の社員に限定。こういった人が出歩いている地域で可愛い女子大生を使ってティッシュ配り大作戦。

お客さん中には宮内庁の職員や一流企業の部長さん、銀行のお偉いさん、などがいたとききます。
息子の医学部への入学資金を用意したい、お医者さんのエピソードは感動しました。

夜の高級クラブだけではなく、
雇っている女子大生グループ
飛行機でのCA
入院した病院での看護師

美人にいとめをつけないドン・ファンは、行く場所行く場所で好みの女性にアタックしていきます。

不動産業、酒類販売業、など事業の幅を広げていく。このあたりは記述されていません。この頃には億単位のお金で成功していたことが本文からも推測できますし、不要だと判断したのかもしれません。

野崎幸助氏は努力の人である

エロだけにフォーカスがいきがちですが、考えて、頭を使って、コツコツと商売をやってきた人だなという印象でした。
どれだけ稼いでも驕らず、毎日地道に仕事をしている様子が描かれています。真面目な方なのでしょう。
高級クラブ通いをするようになっても、毎日仕事をちゃんとこなしてから夜の街へと繰り出します。
ぼくの場合稼げるとわかるとすぐ調子に乗って、仕事をしなくなってしまいそう。

仕事面でも、夜の仕事の面でもぼくは野崎氏のようにはなれそうもありません。

野崎幸助流必勝テクニック

さて、イケメンでもない野崎のおっさんがどうやってこれだけの女性を口説き落としたのか。
実際に読んでいる人で、ここを知りたい人が大半なのではないでしょうか??

本書ではそれに対する記述もきちっとされています。
ちらっと紹介。

まず現金を渡す。最強の特注名刺

名刺の裏には切れ込みが入っていて、そこに折りたたんだお札を忍ばせておくようです。
これによってほとんどの方から連絡があるそうです。

下手に出る。具体的なセリフ

「一生に一度の思い出として、キミのような女性と一晩共にさせてくれませんか?」
このセリフのなかには、既にお金を渡しているという信用も含まれてますので、
これによって「ま、いいかな」と思う女性も多くいるのでしょうか。

「そうそう、食事のお礼にブランド物のバッグでもプレゼントしたいけど、あいにく今日は夜も遅いし、明日は朝からボクも忙しい。だから悪いけどキミが自分で買ってくれますか。30万円あればいいかな」

ぼくは、こんなこといわれたらいちころです(笑)
食事のお礼というのが丁寧で下手に出る野崎流。

「キミとエッチをしたいから、一晩10万円でどう?」などというのはゲスで邪道らしいです。

文中に使われているエロ詩吟

要所要所使われている記述にエロジジイっぷりがみてとれます。こういう記述、嫌いじゃない。

おっぱいは吸いますが、たばこは吸いません。

ただの下ネタを、名言っぽく語ってんじゃねぇよ!

「石橋を叩いて渡る」「石橋を叩いても渡らない」「石橋がなくても渡る」というように、人間にはいろいろな性格の人がいます。私はこのどれにも当てはまらず、「石橋を叩こうが叩くまいが、向こう岸に美女がいたら渡る」という性格です。

どんな性格だよ!

いや、ここで勝たなければ大好きなエッチもできないんだ。頑張るしかない。

この、スケベ!

「男として誰もが一度は夢見るであろう、気に入った女性と好きなだけゲットする人生」

あなたが金持ちになって実践できるかどうかは別として、
こういう男の生き方がある。
こんな好き勝手やっていいんだ。
と知れることは人生の幅を無限大に広げてくれること間違いなしです。

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