あ、揺れた。今揺れた?

いつも揺れには鈍感で気づかない僕でもおかしいなっていう違和感。

あの日はそんな感覚でした。

大阪ですらこんな不思議な感覚を持った震災の日。

関東、さらに東北の人はとんでもない体験をしているに違いをありません。

明日へのしょうゆ すべてをなくした蔵元の、奇跡の再生物語

東日本大震災で、すべてを失ってしまった醤油屋さんが立ち上がり、再生するまでの物語。

これは東日本大震災で被災した、実在するしょうゆ屋さんを追いかけたドキュメンタリーです。
ひとりひとりがまっすぐ、情熱的で魅力的な人達ばかりで
ひたむきで諦めない姿に心打たれました。

震災の復興物語を読書によって追体験することで、
人生を強く生きるためのヒントになるのではないでしょうか?

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しょうゆに人生を捧げた主な登場人物

明日へのしょうゆに登場するのは今も東北地方を中心に営業しているヤマニ醤油という醤油屋さん。
そしてヤマニ醤油の支援を決めた、ライバル企業の佐々長醸造さん。
協力者なしには復活はなかったと思います。

”決して諦めることなく、前向きにヤマニのことを考え続けた社長”
新沼茂幸さん(夫)

”功名が辻のお千代さん”
新沼幸子さん(妻)

”御用聞きのプロ”高田営業所代表
鈴木泰治さん

”ヤマニの醤油職人”
鈴木靖春さん

”ヤマニ醤油の救世主”佐々長醸造社長
佐々木博さん

”信頼のベテラン工場長”佐々長醸造工場長
畠山了一さん

”かぶおぶし会社マルヤマ社長”
熊谷智範さん

一つの会社がしょうゆを作るために、最低でもこれだけの人が、実際にはもっと多くの人がかかわっている。

被災のために
・故郷を離れる選択をした人
・故郷に残る選択をした人

それぞれの葛藤があり、困難があり、ドラマがある。
ちなみに東日本大震災での避難者は40万人以上いるといわれている。

その被災者ひとりひとり、このような個別の事情を抱えていることを想像してしまったら、
とてもじゃないけどいたたまれない気持ちになった。

明日へのしょうゆを読んだ後

みんなも物の値段は気にせず
大切な人から買いましょう!!



しょうゆだけじゃなく、気持ち良い相手から買いたい。
値段ばっかりを気にしないようにしたい。

・・・と言いたいところ。
そんな格好いいこと言えたらいいんですが、
結論、無理。

それはきれいごとだな。嘘はやめます。
人一倍けちな自分は絶対値段を気にするので無理そうです。

しかしこういう思いでしょうゆを作っている人たちがいるってことだけは、記憶の片隅にとどめておきたい。

しょうゆの値段を調べてみた

本に登場するしょうゆを作っている会社、ヤマニ醤油。

こちらでは、主にしょうゆとほんつゆの製造、販売を手掛けています。

ヤマニ醤油のHP

ヤマニ醤油で作っているしょうゆ達

やなせたかし氏がイラストを提供した天使のしょうゆ。

やなせたかしさんは、アンパンマンの作者で知られる方です。

やなせたかし氏がイラストを描いたしょうゆ天使。しょうゆのような、ぼくのしょっぱい人生にも幸せは来るのだろうか。

こちらは1000mlで 700円
ほんつゆにいたっては、994円。1000円もする。

高い。むちゃくちゃ高い。


我が家の家計は間違いなく赤字になる。

近所のスーパーではしょうゆが1L200円
ほんつゆが400円ほどの値段で売っていた。

うーん、間違いなくこっち買っちゃうなぁ。

ご近所付き合いとかで買い続けるとか、
そういうのはきれいごとでできるもんじゃない。

好きな人から値段を気にせず買いたい。
いつか実現できたらいいなと思うけれども、今のぼくにはまだまだ難しい。

二人の社長の行動力が半端ない

震災で被災にあった人達が使える、被災者電話というのがあるらしい。

被災者が無料で使える電話なのですが、一人あたり使える時間は限られていて、
多くは家族などの身内に電話する。

ところがヤマニ醤油の社長、新沼さんが電話した先はしょうゆを作っているライバル企業。

佐々長醸造の佐々木社長のもとへ電話をかける。

「助けてほしい。」

この一言だけで
佐々木さんは、助ける決意をします。
残念だが、ぼくには同じことをできる自信がない。
だってライバルだよ?
自社の売り上げにかかわるんだよ?

この決意はきれいごとではなかなかできるもんじゃない。

しょうゆ作りは一朝一夕には成り立たない

しょうゆというのは大手の企業でも独占になっていません。「家庭の味」の基礎になっているのがしょうゆで、

地域に根付いたしょうゆ屋さんが日本中たくさん存在します。

今回舞台になるヤマニ醤油も創業から150年続いている老舗で、

地域に密着した商売をしている企業です。

本を読んで知りましたが
しょうゆは作りはじめてから、販売するまでに少なくとも半年以上手間がかかるそうです。

すぐできるわけじゃないんだ・・・。

その半年も決して放っておいていいわけではなく、手間隙かかっているものが数百円で売られています。

しょうゆ屋さんの苦労を知るとともに、何気なく使っていたしょうゆに、

もっとこだわりをもって使ってもいいのかなと考えさせられるきっかけになりました。

おわりに

この本を読んだ後に、
高須クリニックの高須院長が被災者支援をしたり

海外のよくわからない人だって被災者の支援をしたり

といった記事にも目が止まるようになった。
こういう助け合いの元で生きている人もいるってことだ。

しょうゆに命を懸けている人がいる。
しょうゆから人生が学べるとは思ってもみなかった。
いつまでも心に刻み込んでおきたいストーリーでした。

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